先日東京でも桜が開花しました!お花見のシーズン到来ですね。
新年度を迎えるこの時期は、お花見でなくても何かとお酒を飲む機会が増えますが、最近お酒、飲んでいますか??

アーユルヴェーダのお話をしていると、「アルコールは飲まない方がいいですか?」とよく聞かれます。個人的には、常用するのはおすすめできないけれど、たまに楽しく飲んで、心身にマイナスの影響がなければ(もちろん人に迷惑をかけない)良いと思います。

私自身はというと、ほとんど飲みません。元々体質的にたくさん飲める方ではないというのと、アーユルヴェーダに関する仕事を始めてここ10年は、周りも飲まない人ばかりということもあり、めっきり飲まなくなりました。

アーユルヴェーダの古典書ではどう説明されているかみてみると、完全に悪いものとは言ってませんが、

良い効果を得るために守るべき体質別の摂取法や、適量、適した時間、合わせる食事と、飲む本人(と一緒に飲む人)の体力と精神状態が適切でないと、アルコールは毒になる

と警告しています。

例えば飲む時の体力と精神状態についていえば、体力が充実していて、精神的には自分自身と一緒に飲む人どちらもが明るい気持ちであることなどが、お酒の効果を有益なものにしてくれる状態です。

寝不足や疲労が溜まって体力が落ちている時、またイライラしていたり落ち込んでいたりする時に、ネガティブな理由でついついお酒を飲んでしまいがちですが、これがもっともお酒を飲むのにふさわしくない状態。もちろん、”飲んでこそコミュニケーション”みたいな、付き合いだけの飲み会は、自分の心が一番よく分かっていると思いますが、良い精神状態の飲み方ではないですね。

良い飲み方をしなかった時のお酒は毒である、とアーユルヴェーダは明言します。そして酔わないほどの量でも心臓に影響があるとも。

現代医学では、適量と言われる量の飲酒でも脳に萎縮が起こることが分かっています。

「Even moderate drinking linked to a decline in brain health」

オックスフォード大学 2017年6月7日

http://www.ox.ac.uk/news/2017-06-07-even-moderate-drinking-linked-decline-brain-health

「Moderate alcohol consumption as risk factor for adverse brain outcomes and cognitive decline: longitudinal cohort study」

ブリティッシュ メディカル ジャーナル 2017年6月6日

https://www.bmj.com/content/357/bmj.j2353

そして、食べたものが正しい消化力で体内に取り入れられた時にできる、人間の生きる力、活力、輝きの元となるものを、アーユルヴェーダで「オージャス」と言いますが、

このオージャスがもつ10の性質と、アルコールがもつ10の性質は、正反対であるという、だいぶ衝撃的な内容が古典書には書かれています。

アルコールは、オージャスの真反対、ということは、せっかく作られた活力のもと『オージャス』を打ち消してしまう、ということです。とてももったいないことですよね。

今回お酒について書いてみよう!と思い立ったのは、アメリカに住む友人から聞いて最近知った、Sahara Rose さんという、ベストセラーになっているアーユルヴェーダの入門書の著者が、とても可愛らしく素敵な女性だったので、彼女のインスタやPodcastをチェックするようになって、最近聞いたPodcastで、<アルコール>がテーマとして取り上げられていたからです。

Saharaさんがアルコールの語源について話していたのですが…

[Alcohol] は、アラビア語の “al-ghawl” から来ているそうで、[al-] はアラビヤ語の定冠詞で、[ghawl] は英語で “ghoul”= 魂を食う悪魔 なんだそうです。。。なんか。。すごく怖い。。。

※語源には諸説あります。

確かに、酔っ払って人格が変わっている人なんかを見ると、魂持っていかれている感は相当あると、言わざるを得ない。。と思います(笑)

アルコールは、植物の有効成分の抽出に使われることでも有名です。水溶性、脂溶性どちらもの成分を効率よく抽出できるため、バニラエッセンスやエッセンシャルオイルなど、多くのものに使われています。

では、エキスを抽出するアルコールを人間に使ったらどうなるでしょう?

私たちの一番のエッセンスである魂を抽出されてしまう、とSaharaさんは話していました。これについて私は単純に、「そんなバカなー!」と、もはや言えません。

少なくとも魂でないにしても、人間の一番のエッセンス「オージャス」が、アルコールにより抽出されて※(抜き取られて)、それによってオージャス不足になり、身体も心も健康でいられなくなるのですから。
※古典書の内容を個人的に考察したものです。

もしも今お酒を飲んでいる理由が、

  • 習慣だから
  • 付き合いだから
  • 仕事だから
  • 今あるストレス(イライラ、落ち込み、モヤモヤ)から一時的にでも逃げたいから
  • 楽しくなりたいから

という場合、次の4つの質問について、どんな風に答えますか?

<質問>

『あなたがお酒を飲まないことで、あなたの友達や仕事仲間は本当に気分を害するでしょうか?』

『仕事後に飲みたいのは、本当に本当に心の底から自分の身体が欲していることでしょうか?』

『そのパーティーはお酒を飲まないと楽しめないものでしょうか?』

『お酒を飲まないとうまく進まない仕事を、これから先も本当に本当に続けて行きたいですか?』

もしも無意識にお酒を飲むことが習慣になっていたとしたら、この4つの質問に自分なりの答えを時間をかけてでも出してみてほしいと思います。

結局アルコールを終始悪魔扱いしてしまいましたが(笑)、お酒を飲む習慣があって、健康長寿を謳歌している方々もたくさんいます。アルコールの良いところも本当は書きたかったのです。。長くなりすぎましたので、また次回に。


もし家族や友人が、アルコールに依存傾向があると分かったら?

依存症は本人が認めにくい病であるため、サポートが必要です。
依存症の症状がどんなものか学んだり、また家族にできることの情報もありますので、参考にしてください。

厚生労働省
知ることからはじめよう
みんなのメンタルヘルス 総合サイト

https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_alcohol.html

スダルマお話会のお知らせ

アルコールの摂りすぎは、入眠の妨げ、
睡眠の質低下にもつながります。

睡眠についてお話する次回
「ヒマラヤ賢者が教えてくれた、病気と老化予防の知恵」
シリーズは、4月11日(木)開催です!

詳細・ご予約はこちら
ヒマラヤ賢者が教えてくれた、病気と老化予防の知恵
『春になっても眠れない人のための安眠法』
http://sudharma-ayurveda.com/events/190411/

ご参加をお待ちしております!

2 thoughts on “アーユルヴェーダの視点で見るアルコール〜百薬の長?魂を喰う悪魔?〜

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です