先月から始まった、SDGs(持続可能な開発目標)の勉強会、通称「朝会」を、今月も朝7時から7人集まって、行いました!

この日のテーマは、こちらの2つ

3月18日、沖縄に生息する国の天然記念物であり、絶滅の危機にさらされているジュゴン一体の死骸が沖縄本島北部の西海岸の沖合で見つかりました。本島周辺に生息する3頭のうちの1頭のようです。

2019年3月20日

沖縄タイムス+プラス
絶滅危惧のジュゴン さらに危機的状況に 残り2頭も消息不明 環境団体「辺野古工事の影響か」

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/398596

同じく今月、フィリピン南部ミンダナオ島ダヴァオの東に打ち上げられたクジラの死体から、40kgにもなるプラスチックごみが発見されました。

2019年3月20日

BBC NEWS JAPAN
「死んだクジラ、胃に40キロ分のプラスチック」

https://www.bbc.com/japanese/47621048

昨年10月には、欧州消化器病学会において、人間からマイクロプラスチックが見つかったと報告されています。

2018年10月24日

NATIONAL GEOGRAPHIC NEWS
「人体にマイクロプラスチック、初の報告」

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/102400459/


これらのニュースは、実際に全世界で起きていることのほんの一部なのだろうと思います。

今回の朝会で、意外にも日本のプラスチック再生利用率が84%と、高いことを知りました。これは世界的にみても高い水準で、「プラスチックをゴミにしないシステムが出来上がっていることは、誇らしいことだな」と思ったのですが、それも束の間。。
再生されたプラの行き先と末路を知って愕然。。。



私たちが普通に考えるリサイクルは、ペットボトルなどのプラを今度は違った形のモノとして再利用されるというイメージだと思います。それが「マテリアルリサイクル」ですが、実際このようにリサイクルされているのは23%、そのうち15%は中国に輸出しているため、自国でリサイクルを行っているのは、わずか8%です。


最近では中国もプラごみ輸入の大幅規制を始めたため、これから先、外国にリサイクルしてもらうことも出来なくなりました。


マテリアルリサイクル率が8%、中国へのごみ輸出が15%なら、再利用率が84%という数字はどこから来たのか?

実はこのうち56%は、燃料として使われているのだそうです。プラの原料は原油ですから、よく燃えるのだそうで…

世界からはもちろん、それってリサイクルと言えるの?という視線で見られているみたいです。うーん。。残念。。

2019年1月10日

Forbes JAPAN
世界基準からズレた日本の「プラごみリサイクル率84%」の実態

https://forbesjapan.com/articles/detail/24796/2/1/1


プラごみを燃料として再利用ではなく、モノに作り直して再利用しないと、プラスチック自体の量が減りません。(ごみも減りません) また先進国だけがリサイクル出来る技術やノウハウ、海にごみを流出させることで起きるリスクについての情報や教育にアクセスできても、プラごみ問題は解決しません。海は世界中繋がっているのですから、世界がパートナーシップを結んで同じ課題に取り組む必要があります。(パートナーシップもSDGsの目標の1つになっています)

他国にごみを輸出しただけで、リサイクル出来たということにしていたら、近いうちにひどいツケが回って来るよね…と、私のような素人でも考えるのですが、(現に人間からも(日本人含む)マイクロプラスチックが見つかっていますし…)リサイクルが進んでいかないのは、なぜなのでしょうか?

問題を世界的にマクロで考えると途方もなく、どうしていいかわからなくなるのですが、プラごみについて個人で何が出来るのだろう?と考えたら、これは色々と出来ることがありそうです。

日本では、2000年に循環型社会形成推進基本法における3Rの考え方が導入されました。

3Rとは
【Reduce 減らす】
ごみや環境負荷を減らすために、
必要以上の消費・生産を行わない

【Reuse 再利用】
そのまま再使用、
または一部の部品をそのまま使用する

【Recycleリサイクル】
廃棄物を再資源化し、
新たな製品の原料として利用する



これから私たちが出来ることの一つは、消費者として賢い選択をすることではないでしょうか。企業が再生不可能なものを作ることを減らし(リデュース)、循環可能なものを作ってくれるように、使うもの、買うものを選ぶことです。


一気に全部を変えようとすると無理がありますが、少しずつ生活の中で循環可能なもの、リユース可能なもの、長く使えるものを増やしていく。これなら無理なく誰でもできます。


今まで無意識的に使っていた、選んでいたものを、意識的に選ぶ消費者になる。


個人の行動なんて小さなインパクトと思うかもしれませんが、これまでも人が世の中を変えてきました。


私が子供の頃、レストランはもちろん、会社も電車も飛行機も、どこでもタバコが吸えました。

今はどうでしょう?

タバコの発がん物質のことを学び、吸っている本人だけでなく大切な家族や全く関係ない人にまで煙で迷惑をかけていることを学びました。

国もタバコによる健康被害を減らそうと、幾度となく税率を上げたり、警告PRを続けてきました。国を指揮している人もタバコの害について学んだのです。

そして今、公共の場では限られた場所でしかタバコを吸えないことが当たり前に変わりました。(まだまだ世界の基準には及びませんが)


プラスチックごみは、死ななくて良いはずだった海にいる哺乳類たちの命を奪っています。人間の体にも蓄積されていったらこの先、心身にどんな影響があるのか、まだ誰にも分かりません。でもその実験台にもなりたくないですよね。


結果的に自分と周りを守るための選択。賢い選択。



それができる人が増えることが、自分たちを生かしてくれている、この美しくて豊かな環境を守ることになるのではないでしょうか。

<参考>
3Rに加えて、再利用できないものを増やさない、
作らないための4R、5Rといった考え方もあります。

【Refuse 拒否する】
環境負担になるものを拒否する

【Repair 修理する】
修理して使う

【Rethink 再考する】
自分に本当に必要なものか考える
<辺野古問題>
今、日本が抱えている海の問題は、
プラごみ問題だけではありません。

沖縄で絶滅危惧種のジュゴンが死んでしまったのは、
辺野古の新基地建設が強行され、
海の環境が壊されているせい
ではないかと疑われています。

沖縄タイムス+プラス

2019年3月20日
絶滅危惧のジュゴン さらに危機的状況に 残り2頭も消息不明 環境団体「辺野古工事の影響か」

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/398596



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