一週間の講座通訳を終えて、翌日は東京ヨーガ療法研修センターで行われたバット先生による『一般疾患に対するアーユルヴェーダの家庭の医学』セミナーに、一参加者として、勉強に行ってきました。
2時間という短い時間の中で、29種類の症状に対するハーブやオイル、食べ物の処方が紹介され、その数なんと70を超えていました! レシピを書き留めるのに右手が全然追いつかないくらいで、2時間のセミナーが終わった時には、どこか、2時間マラソンを走りきった時のような達成感さえ感じるボリュームとスピード感でした。
29種類の症状とは、例えば
- 消化不良・ガス・腹痛
- 便秘・下痢
- 痔
- 風邪・咳
- 関節リウマチ
- 抜け毛・白髪
- アトピー
- 頭痛
- 月経の問題(無月経・月経不順/PMS・月経困難症・月経過多)
- 更年期
など
ほとんどのレシピが日本で手に入るハーブや植物、野菜などでしたから、アーユルヴェーダを知らない人でもすぐに試せるという点でとても実用的な内容でした。
ただ先生もセミナーの中でお話ししていましたが、原因を取り除かなければまた症状は現れるので、レシピだけの実践ではなくアーユルヴェーダの一日の過ごし方(ディナチャルヤ)、季節に応じた過ごし方(リトゥチャルヤ)や、自分の体質に合った食事など基本的なことを学んで、その上でハーブなどのセルフケアができると、より確かに効果を感じられると思います。
70のレシピのうち、最も一般的で多くの人が悩まされている【便秘】と【風邪】のレシピの一部をこちらにシェアします。症状が現れてからだけでなく、予防的にも使えるものですので、便秘しがちな人、風邪を引きやすい人は、定期的に飲んでみてください!
【便秘】
- フェンネルパウダー
- オオバコパウダー
- 甘草(リコリス)パウダー
それぞれ少量ずつを就寝前に常温の水またはぬるま湯で飲む。
※冷たい水を使わないこと
効き目が感じられない場合は、それぞれの量を少しずつ増やしていく。
【風邪】
- トゥルシー(ホーリーバジル)
- レモングラス
- ウコンパウダー
- しょうがパウダー(またはドライスライス)
- コリアンダーパウダー(種でも)
それぞれ適量を混ぜて、お湯にしばらく浸水させてお茶にして飲む。
スダルマでは、月に一度アーユルヴェーダのセルフケアを学ぶお話会を開催しています。毎月違ったテーマでお話ししていますので、ぜひお気軽にご参加ください。
会場は、持続可能な地球を目指す世界目標であるSDGsの普及・推進をテーマに掲げるカフェバー《新宿ダイアログ》(新宿三丁目)です。
皆さまにお会いできる日を楽しみにしています!
スダルマ5月お話会のお知らせ
感情コントロールについてお話する次回
「ヒマラヤ賢者が教えてくれた、病気と老化予防の知恵」
シリーズは、5月19日(日)開催です!
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ヒマラヤ賢者が教えてくれた、病気と老化予防の知恵
『感情をコントロールする技術を学ぶ!〜ご機嫌な人生の歩き方〜』
http://sudharma-ayurveda.com/events/190519/
ご参加をお待ちしております!