今週木曜日11日は、ぐっすり眠れない人、朝スッキリ目覚められない人のためのお話会『春になっても眠れない人のための安眠法』を行います。
でも世の中にはその反対で、寝すぎで寝すぎてどうしようもない…(罪悪感)みたいな人もいるんですよね。(はい!私がそうでした!今も油断すると…)
春に限らず春夏秋冬いつでも寝すぎてしまう…眠れない人にとっては、全く羨ましい話のように聞こえますが、寝過ぎる本人にとっては、それはそれは深刻な問題で、実は人知れず悩んでいたりするものです。
しかも眠れない人の対策法は世の中にたくさんあるけれど、寝過ぎの人の対策法はほとんど見かけないから、ただただ落ち込んだり、反省するしかないわけです。
寝不足同様に寝過ぎも身体と精神に毒になりますから、対策が必要です!
(睡眠時間7〜8時間が様々な病気の罹患率や死亡率を下げ、6時間未満と9時間以上ではそれぞれ病気、死亡率ともにリスクが上がると言われています)
そこで救世主!アーユルヴェーダの寝過ぎ対策法をご紹介!
そもそも原因は何かを突き止めないと、根本的に治らないのが病気や不調です。寝過ぎの原因を突き止めましょう!
アーユルヴェーダは、生き物を3つのエネルギー、《空風、火水、水地》で出来ていると考えます。そのうち眠気を起こすエネルギーは、水・地のエネルギーで《カパ》と呼ばれます。
3つのうちカパが優勢になると眠気が起こり、劣勢になると目が覚めて行動的になります。眠り過ぎてしまう人は、カパが優勢になり過ぎないコントロールが必要です。
カパが優勢になる原因は・・・
- 運動量が少ない
- 頭脳労働が少ない
- 食べ過ぎ (一回の量的に、また頻度的に)
- 甘いもの、塩っぱいもの、油っこいものの食べ過ぎ
- 昼寝
- 快適過ぎる暮らし (車での移動、エアコンでいつも一定快適温度)
- 家にこもりがち
- 思っているだけで行動しない
と、こんな風に一言で言うと、
“いろいろと面倒なことや苦痛は避けたい、快適に過ごして、美味しいものでいつもお腹を満たしていたい”
という生活パターンの傾向にある人は、寝るのが大好きでいつまででも寝てしまう可能性が高い、といえます。
アーユルヴェーダを勉強する以前、予定がない休みの日は、まさにこんな生活パターンだった私…まるであの日々を見られていたかのよう…🙈
原因が分かったところで、さて対策。
私が一番おすすめするのはやっぱり運動量を増やすこと。
運動のくせがつくと、それが気持ちよくなり、活動的になります。自然とダラダラしていられなくなるものです。
運動よりだいぶハードルが低くて、すぐにでもできる方法としては、刺激系目覚まし系スパイスを取り入れること! 例えば、黒こしょう、しょうが、シナモン、唐辛子、山椒などを料理に積極的に使ってみましょう。
そしてもう一つ。これは本当に効果あります。
休みの日をダラダラ過ごさないために、絶対に午前中から予定を入れておく。特に楽しい予定であればあるほど良いです。人間楽しみが待っていたら、早くそれに向けて準備したいもの。寝てなんかいられないはずなんです。
予定を入れておくといっても、何も常に友達との約束を入れておくという意味ではありません。あの映画が観たい、新しくオープンしたあの店に行ってみたい、この勉強をいつかしてみたい、そういう、思い続けているけれどなかなか実現していないことというのが誰にでもあると思います。それを具体的にいつやるのか、趣味や楽しみ、遊びに関しても目標を立ててみるのです。
または朝のお楽しみを仕込んでから寝る、というのもおすすめです。休みの朝用のとっておきのコーヒーや紅茶を準備しておくとか、朝の時間は大好きな趣味に没頭する時間に当てるなど、楽しみで起きずにはいられない状況を作っておくのは、準備の段階からわくわくするものですよ。
いつも眠い、休みはずっと寝ていたいという時、実はカパが原因ではなく、単純にこれまでの寝不足が溜まりに溜まっているという、『睡眠負債』が原因ということも少なくありません。長年夜更かししていたせいで、それを取り返すように、寝られる日があると際限なく寝てしまうということがあり得ます。この場合、カパ対策ではなく、日頃の睡眠を正すという対策が必要になってきます。
生命の三本柱の一つ《眠り》に、一度真面目に向き合いたいと考えている人は、ぜひ次回お話会にご参加くださいね。お待ちしてます!
スダルマお話会のお知らせ
睡眠についてお話する次回
「ヒマラヤ賢者が教えてくれた、病気と老化予防の知恵」
シリーズは、4月11日(木)開催です!
詳細・ご予約はこちら
ヒマラヤ賢者が教えてくれた、病気と老化予防の知恵
『春になっても眠れない人のための安眠法』
http://sudharma-ayurveda.com/events/190411/
ご参加をお待ちしております!