皆さん『一万円選書』をご存知でしょうか??


私は今年なんのきっかけだったのか、全く思い出せないのですが、北海道砂川にある町の本屋さん、いわた書店の『一万円選書』の存在を知りました。


それは、お客さんの〈人生のカルテ〉を元に、その人に合った一万円分の本をいわた書店店主の岩田さんが選んでくれるというもの。一万円分の本が当たるわけでないです。本を選んでくれるのです。そしてそれはただ物としての本をもらうよりもはるかに感動的で嬉しい贈り物でした。


ここで気になる〈人生のカルテ〉とは。
毎年行われる一万円選書の抽選で当選すると(全国で大変な人気になったため、抽選になったようです)、いわた書店からお客さんが自ら記入するカルテが届きます。そこにはまず、これまで読んだ本で印象的だったものを20冊書きます。これがなかなか20冊も出てこなくて大変でした(⌒-⌒; ) そして、人生で一番嬉しかったこと、苦しかったこと、10年後の自分はどうなっているか、幸せになっているか?好きなこと、仕事のこと、これだけはしないと決めていること・・・などなどその人の人生が分かるヒントになるような質問に答えていきます。質問されていること以外にも、なんでも書いて良いのです。


カルテを書いている間、これまで読んで来た本のことやその時に考えていたこと、どこにいたのか、何をしていた時だったかなど思い出して懐かしくなったり、いかに本を読んでも内容を覚えていないかを反省したり(笑)、自分のこれまでの人生を振り返り、またこれからの人生についてゆっくり思い巡らす時間になりました。


カルテを送るとしばらくして、岩田さんからお手紙のようなメールが届きます。そこには今67歳という岩田さんの人生について書かれていました。いわた書店は何年か前には店を閉めようかと考えていた大変な時期もあったようです。「大型店のようなことはできないけれど僕にもできることを」と少しずつやって来たことが、今では岩田さんにしかできないことになりました。


私が幸せを感じる時の一つに、自分の役目(アーユルヴェーダやヴェーダ聖典で使われるサンスクリット語でダルマと言います。)を生きている人に会うこと、それを目撃すること、というのがあります。岩田さんとはもちろん一度もお会いしたことはありませんが、この短いやり取りの間に、ダルマを生きる人の情熱やひたむきさ、充足感を、勝手ながら分けていただき、私まで幸せな気持ちになりました。


恥ずかしげもなくカルテに書き連ねた自分の人生の諸々について聞いてもらって、そして選んでもらった12冊が昨日届きました。今回の『一万円選書』応募者数は4646人だったそうです。とてもラッキーでした。

クリスマスを目前に、とても温かい贈り物をいただいたような気持ちです。さてどれから読み始めようかな?

今週末22日(日)は、今年最後の予の坊茶話会です!
寒い時期ならではの不調のこと、
年末年始太りを防ぐダイエットのこと、
今から始める花粉症対策など、
気になることを何でも聞きにきてください〜!
お待ちしてます
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『12月予の坊茶話会』
12月22日(日)11:00〜12:30 @新宿ダイアログ

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